大腸の内視鏡検査を受けた感想

10年以上前のことになりますが、大腸の内視鏡検査を受けたことがあります。最近、その話を周囲の友人にしたところ、思いのほか経験者が少なく、興味津々であれこれ聞かれたことから、世間的にも経験談のニーズがあるかと思いましたので、自分の感じたことを書いてみることにします。大腸の内視鏡検査は、肛門からカメラを入れて大腸の内部を撮影しますから、当然内部は空っぽになっていなくてはなりません。そこで、前日からの絶食並びに大腸の内部の洗浄が必要になります。私が内視鏡検査を受けた病院では、消化のいいものを食べてください、という程度で食べるものの指定は受けませんでしたが、私とは別の病院で同様の検査を受けた家人は、市販の栄養食品によく似た固形の食料を渡されたそうです。これは病院によって対応が異なるのでしょう。内部の洗浄は病院から指定された強力な下剤を、指定通りに飲むことで行います。


これは、家人も私も同様でした。下剤の効果は凄まじく、飲んだ直後からトイレと自室の往復になりますので、自宅以外では実行しない方が無難です。ただ、腹痛はほとんどなく、まさに消化器に水を通して洗い流す感覚です。大腸の内容物が綺麗に洗い流されたら、次はいよいよ検査です。私の場合は、自宅から電車で1時間以上かかる病院で検査を受けましたので、移動がかなり苦痛でした。下剤の効果がほぼ収まってからの移動とはいえ、完全に終了したわけではなかったので、乗換ごとに駅のトイレに駆け込まなくてはなりませんでした。病院に着くと、早速専用の検査服に着替えさせられ、麻酔の注射を受けます。これも病院によっては麻酔しないところもあるようです。検査室でベッドに横になり、内視鏡検査が開始されます。カメラが差し込まれる際は痛みなどは感じませんが、奥に行くにつれ、腹部の痛みと吐き気が襲ってきました。麻酔したはずなのに痛みが激しく、身をよじりながら苦痛を訴えていたような記憶があります。ベッドの横にはモニターがあり、内視鏡の映像をライブで見ることができますが、私の場合、腹部の痛みと吐き気が酷く、落ち着いて映像を見ることはできませんでした。


無事検査が終わり、通常は回復室というところで休ませてもらえるらしいのですが、私の場合すぐに診察室に呼ばれ、自分の大腸映像の視聴と説明を受けました。結果は、何の病変も見いだされなかったとのこと。我が大腸ながらとても綺麗な映像でした。痛みは、通常の人より腸が長いために起こったとのことで、当時悩んでいた便秘も、腸の長さによるものだということでした。結局、若くて健康体という結果だったからでしょうか。ほぼ休憩を与えられず、空腹と麻酔でふらふらしながら電車で1時間以上の道のりを帰りました。健康であることがわかっただけでもよかったですが、私にとっては苦痛ばかりの検査でした。次に受ける機会があるのなら、なるべく家の近所で探したいと思います。

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